静岡県に住みはじめて既に6年以上になりますが,未だ富士山にのぼったことがないので,今年の始めから今年こそはのぼろうと考えてきて,先日やっと富士山にのぼることができました.体力に自信がないので,事前にいろいろと情報を調べてみました.その結果,他の登山口に比べて距離は長いものの傾斜が緩いという話の須走口からのぼることにしました.
ネットの情報をまとめてみると須走口の利点は,
- 他の登山口から登る場合に比べて傾斜が緩い
- 富士山の東側から登るので,頂上まで登り東側に移らなくてもご来光が拝める(可能性が高い)
- 何故か人気がないのですいている
- 山小屋がそれなりにある
- 下りは砂走りをまっすぐに降りるので早い
欠点は,
- 他の登山口から登る場合に比べて距離がある
- 剣が峰(山頂にある海抜3776m地点)からは最も遠い
といった所のようです.私は今回の須走口からの富士山の経験しかありませんので,他の登山口と比べることはできませんが,実際山頂まで行けましたし,そう悪くはなかったように思います.個人的な考えでは,須走口が剣が峰から遠いといっても,他の登山口の場合には逆にご来光を見るために山頂の東側に移動する必要がある訳で,結局の所,どっちもどっちだと思いますし.
実際に登るのは 7月26日(土)から7月27日(日)にかけてで,夕方から登り始め,ゆっくりと登って,高山病対策に途中休憩もばっちり入れて,深夜1:00~3:00頃には頂上に到着,頂上で時間を潰して4時40分頃のご来光を見てから下山の予定を立てました.ネットの情報だと健脚の人なら5時間30分で登頂できるなどと書かれていましたが,私はそんな健脚に人にまったく該当しませんので余裕を持った予定にした訳です.また,須走口までの往路も帰路も途中で毎SA休憩位余裕をとった設定です.
09:00 浜松IC
11:00 清水IC
12:30 御殿場到着.お昼ごはん.それから,近くのコンビニ等で飲料水と食べ物を調達.更に,下山後の温泉&お昼ご飯&仮眠場所の下見.
14:30 須走口駐車場到着&休憩
16:30 須走口新五合目出発
01:30 頂上到着
04:40 ご来光
09:30 須走口新五合目到着&休憩
10:30 須走口新五合目から帰路へ
11:00 温泉&昼ごはん&仮眠
15:00 仮眠終了&御殿場出発
16:00 御殿場IC
17:30 焼津IC
20:30 浜松IC
現在の所須走口は,マイカー規制が試験的にしか行われていないので,この日程ですと自分の車で五合目まで行くことができました.
平成20年度 富士山の夏期マイカー規制(富士宮口・須走口)について
とはいうものの,その道のりは傾斜がきつく車がなかなか登っていきません.日産のキューブに乗っているのですが,ギア比の設定を[D]から[2]更に[1]へと落としてやっと登っていく感じです.それでもどうしても30km/hを下回ることが再三ありました.駐車場は混んではいましたが何とか五合目の駐車場に停めることができました.ただ,途中の道にかなり車が停まっていましたので,時間帯によっては駐車できない&駐車できても五合目まで結構歩かなければならない可能性はありそうです.

到着した時は視界が悪く,かなり気をつけて運転しました.

到着した時は駐車場はほとんど埋まっていたのですが,幸い1台分の空きを見つけることができました.

さて,実際に登り始める前に,登山口に交番がありますので,そこで登山計画書を提出します.といっても,そこに書類があり,氏名/住所/電話番号/(携帯電話の)電話番号/入山時刻/下山予定時刻を記入するだけです.帰りに交番に寄って氏名と下山時間を記入します.そこには登山者用のパンフレットがあり,新五合目〜頂上までの距離と所要時間がX号目ごとに記載されていてとても便利でした.
まず,新五合目で腹ごしらえをしてから登ることにしました.新五合目東富士荘で富士山のキノコを食べようと称して,キノコ料理を出しているのでその中からキノコうどん(900円)を頂きました.丁度下山された人がカキ氷を注文していたのを見かけましたので,帰りには同じようにカキ氷を注文しようと思います(実際に帰りにはカキ氷を注文しましたが,ここにしかなさそうな苔桃リキュールのカキ氷はアルコールが入っているのでやめました.車で来ているので仕方ないんですが残念).

新五合目の登山道入り口の社.無事下山できることを祈願しました.

登り始めてしばらくはこんな道が続きます.以前行った富士の樹海の植物の生え方と似た感じです.


しばらく進むと道の雰囲気が変わってきます.土の道から火山岩の類の道になります.まだ周囲に緑はありますが,初めのような森の中を進むといった感じはなくなってきます.

本六合目瀬戸館です.

この辺りはまだ緑がありますが,ここを超えて7号目に近づくにつれて徐々に森林限界が近づいてきて,植物を見かけなくなっていきます.そうすると,岩肌が露出して単調な道が続くようになります.須走口はましな方で,他の登山道は初めから単調な道らしいです.
そろそろ雲の上に出ようかなといった辺りになります.この辺りは雲が風によって上がってきたり下がっていったりする様が見えて面白いですね.

本八合目胸突江戸屋です.ここで河口湖・吉田口登山道と合流しますので急に人が増えます.河口湖・吉田口登山道にはツアー参加者もいらっしゃいますので,ここから上は急激に渋滞してきます.


頂上の鳥居です.区切りの鳥居もこれが最後です.頂上の鳥居は両側に狛犬付きでした.


須走口は富士山の東側を登りますので,頂上についた所からご来光が見えます.今回は,須走下山道(登山道とは少し離れています)辺りの少し小高くなった辺りに陣取ってみました.



頂上でのご来光に間に合わなかった方(もしかしたら最初からこだわっていらっしゃらない方かもしれませんが)も結構いらっしゃるようです.もっとも,須走口から登った場合,頂上と途中でご来光にさほど違いはなさそうなので,落ち着いてご来光を見られる場所かどうかの方が重要な気がします.頂上の東側はかなり込み合っていましたので,それよりは本八合目辺りで落ち着いてご来光というのも良いように思います.
下山道はこんな感じです.延々と続きますね.

途中から砂走りになっており,直線的に延々と降りていくのですが,これが膝と腰にとても負担になりました.ここまでは大丈夫だったのですが,この砂走りで当日,翌日,それ以降まで続く筋肉痛になってしまいました.正直,登りで使った道をそのまま下らせてもらった方がよほど楽だと思います.
五合目まで降りれば,後は登山計画書を出した交番に挨拶をして,車に乗って降りていけばよいので楽です.とはいっても,疲れている上,片側斜線は車が停めてあり,更に傾斜がきつく,道も良くない(往路は上りで速度も30km/h以上は出そうと思っても出ないので気づきにくいですが,かなり道が悪いです)ので気をつけて降りる必要があります.傾斜がきついせいでアクセスを踏まなくても,次の折り返しコーナーまでの短い間にかんたんに60km/h位までスピードが出てしまうので,意識的にスピードを落とす必要があります.その後は,近くの温泉にでもよって埃を落として着替えて,仮眠を取ってから,帰路につきました.かなり疲れているので仮眠は重要です.更に,帰路も高速の毎SAごとに休憩しながら帰りました.
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