Parallels Desktop で Windows XP を使い始めて既に1年以上になりますが,最近 MS Office 2007 を追加でインストールしたこともあって,容量が不足気味になってきました.Windows XP SP3も登場しましたし,SP3をインストールするのはまだ先としてもHDDの空き容量の確保が急務になりつつあります.
単純にVMの設定を変更すれば良かろうと簡単に考えていたのですがうまくいきません.Parallels DesktopはVMの設定からHDD容量を変更しようとすると一旦HDDをクリアしようとします.そこで,Parallels Image Toolsを使って,Increase Disk Imageを行ってみました(32000MB→64000MB).データは削除されませんでしたし,VMの設定上は容量が拡大されたように見えるのですが,実際にVMを起動してみるとCドライブは元の容量のままで認識されています.そして,実際にこの容量を超えてHDDを利用しようとしてみましたがOSに阻止されます.
落ち着いて考えてみれば当然の事で,OSから見ると物理的なディスク容量は増えたものの,パーティションテーブルはそのままの状態です.そのため,新たな領域は,既存のパーティションの容量として反映されるはずはなく(つまり既存のCドライブの容量が増える訳はなく),以下のようにハードディスク上に未割当ての領域として存在することになります.

従って,既存のパーティションの容量を増やすためには,パーティションテーブルの書き換えが必要になります.Windows XPの場合,条件が揃えば,データをそのままにパーティションの容量を拡大することができます.
@IT:Windows TIPS -- Tips:ディスクのボリューム・サイズを拡張する
今回,上記のTIPSを参考にして作業をしました.Windows XPにおいてパーティションの容量を拡大するためには,
- 容量を拡大したいパーティションがNTFSでフォーマットされていること
- 容量を拡大したいパーティションと同じHDD上に未割当ての領域が存在すること(ベーシックディスクの場合.ダイナミックディスクの場合はこの制限はないが,Parallels Desktopは標準ではベーシックディスクで領域を確保する)
- システムボリューム,ブートボリュームでないこと
を満たしている必要があります.今回の場合,容量を拡大したいパーティションは当然のことながらシステムボリュームかつブートボリュームですので,そのままでは容量を拡大できません.そこで,まず,現在の仮想ディスク(これをディスク0とします)をコピーし,新しい仮想ディスクを作成します(これをディスク1とします).そして,VMの設定を開き,ディスク1を追加HDDとして認識させます.この状態でVMを起動し,ディスク1上のパーティション(本来Cドライブとして認識していた領域)の容量を拡大します.拡大が完了したらシャットダウンして,VMの設定を変更し,ディスク1をブートディスクとします.この状態で動作を確認したらディスク0は削除します.
- 仮想ディスクをコピーする(例: cp -r /User/[UserName]/Library/Parallels/[VMName]/[VMName].hdd /User/[UserName]/Library/Parallels/[VMName]/[VMName]2.hdd)
- VMの設定でHDDを追加し,それに割り当てる仮想ディスクを1でコピーしたものにする.
- VMを起動する
- コマンドプロンプトを開いて diskpart を実行し,領域を拡張する..
- VMをシャットダウンする
- VMの設定で起動ディスクを1でコピーし,4で容量を拡大したものに変更する
- VMを起動して容量を確認する
この手順を行うとパーティションの容量(Cドライブの容量)を拡大することができます
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